2014年10月2日木曜日

時間帯別の価格変動

動きのある時間帯や動かない時間帯は感覚的にわかるものの、深夜でも意外と動くことがあるので実際にデータで集計してみました。
以下、詳細と結果です。
データファイルはダウンロードできます。


詳細

・通貨ペア:AUD/JPY, AUD/USD, EUR/AUD, EUR/JPY, EUR/JSD, GBP/JPY, GBP/USD, USD/JPY
・期間:2013.10.1~2014.9.30
・タイムフレーム:1時間足
・ブローカー:FXCC

上記のヒストリカルデータの各足の高値と安値のpips差(以下「値幅」)を、各時間ごとに集計して平均を求めた。
また、日ごとのばらつきを見るために変動係数も求めた(後述)。


結果


※グラフの時間はFXCCのサーバー時間(日足5本)。
日本時間との差は、通常時間(冬時間)はグラフの時刻+7時間が日本、夏時間ではグラフの時刻+6時間が日本。


※例えばどのペアでも14:00→15:00で上昇しているが、これは「14:00から15:00にかけて値幅が出てくる」という意味ではなく、「14:00からの時間足(14:00~15:00)よりも15:00からの時間足(15:00~16:00)の方が値幅がある」という意味。

※指標がよくある時間帯は平均値幅も大きくなる。

よく言われていることも含め、確認できたこと:
・東京、ロンドン、NYの各市場の開始直後は値幅が大きい。
・通貨ペアによって値幅の大きい市場は異なる(アジア通貨はアジア時間、など)
・GBP/JPY, EUR/AUD は一日を通じて値幅が大きい
・USD/JPYは欧州開始直後も東京開始直後も値幅は同じくらい
・NYクローズから欧州が始まるまではEUR/USDの値幅はほとんどない


また、日によってばらつきが出やすい時間帯を見るために、各時間帯の変動係数も求めてみた。ざっくり言って、この値が大きいほど、その時間帯は動く日と動かない日の落差が激しいと言える。

サーバー時間21:00~22:00の1時間が意外と大きかった。日本の午前3:00~4:00または4:00~5:00、「普段は動かないけれどたまに大きく動く」と言える
(追記:これ、単にFOMCがある日とない日の落差が大きいだけですね)
なお、指標が絡む時間帯は、指標のある日とない日で違いがあるので変動係数が大きい。


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